男性75%は遺伝的に薄毛になりやすい!【禿げる確率】
「親が禿げていれば、子供も絶対に禿げる」、「母型の祖母が薄毛の場合は、子供も100%薄毛になる」なんてことは、少し前までは常識と考えられていました。
しかし、薄毛・AGA治療が進むにつれて、それが間違いであることが分かってきたんですね。そもそも、ハゲそのものが遺伝することはありません。
たとえ、親がM字ハゲだとしても子供も同じように生え際が薄くなることは無いですからね。親から子供へ遺伝するのは、禿げやすい体質かどうかだけです。
そして、遺伝する3つの要素が以下に示す3つの項目になります。
男性ホルモン(テストステロン)
還元型酵素5αリアクターゼ
男性ホルモンを受信するレセプター
それぞれの量であってり、感受性であったりが遺伝するため、それらにより禿げやすい体質かどうかは決定されるんですね。
では、一体どのくらいの割合の人が薄毛になりやすい体質になるのでしょう。禿げやすさの確率について、育毛・発毛業界において次のような数値であると考えられています。
■男女別のハゲになりやすい体質の人の割合
- 男性…71~75%
- 女性…25~29%
つまり、男性の場合には4人に3人もの人が禿げやすい体質を受け継いでいるわけです。
日本の成人男性の人数は約4,200万人、その内で薄毛に悩んでいる方は約1,200万人と言われています。つまり、残りの約3,000万人は、禿げやすい体質だけど、今のところは薄くはなっていない『禿げ予備軍』と言えます。
では、禿げ予備軍にあたる3,000万人は、将来的に髪が薄くなることは決定なのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。薄毛の原因が遺伝だと分かっているならば、できるだけ早くその対策を取れば良いだけです。
心配・不安を感じているだけでは、AGAは進行するだけでも禿げたくないのでしたら、続いて紹介する内容を参考にして、まずは行動することを心がけましょう。
遺伝対策で重要なのは抗男性ホルモン成分
遺伝の薄毛の大きな要因となっているのは、男性ホルンモン「テストステロン」と、還元型酵素「5αリアクターゼ」によって生成される、非常に活性の強い男性ホルンモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。
そのため、このDHTの生成を抑えるような対策を取ることが重要になります。
そして、具体的な対策方法は、抗男性ホルモンが配合された育毛剤・内服薬・サプリメントを摂取することです。例えば、以下のような成分がそれに該当します。
■抗男性ホルモン成分
- 育毛剤エキス系…ヒオウギエキス、オウゴンエキスヒオウギエキスなど
- サプリメント系…ノコギリヤシ
- 内服系…フィナステリド
なお、上記の内で育毛剤を活用してケアをしたい方は、次の記事で紹介しているM字タイプの育毛剤が参考になります。
M字用の育毛剤【抗男性ホルモン成分が豊富】
こちら(↑)で紹介しているアイテムは、抗男性ホルモンが豊富に配合されているものです。
また、サプリメントでケアをしたい場合には、ノコギリヤシだけでなく髪の栄養となる各種成分が配合された「ボストン」がおすすめです。
ボストン育毛サプリメントの口コミ
こちら(↑)は管理人も愛用中のサプリメントになります。
最後にAGA内服薬で治療をしたい方は、フィナステリドが配合されたプロぺシアがそれに該当します。
ただし、プロペシアはED・勃起障害などの副作用が報告されている薬のため、医師に相談してデメリットを把握した上で使用をするかどうかの判断をするようにしましょう。
なお、2015年4月に発売されたプロペシアのジェネリックのファイザー(発売元:ファイザー製薬)も、同じく副作用の危険はあるので、使用には注意が必要です。
以上が遺伝性の薄毛におすすめの対策アイテムになります。
本文でもお伝えしましたが、薄毛・AGAは進行性がある症状のため、改善するためには早期段階で治療に取り組むことが大切です。
今は抜け毛が少し増えたくらいだから大丈夫なんて考えずに、3年後、5年後に禿げたくないのなら、今のうちから対策に取り組むことを考えてくださいね。