頭皮の皮脂は抜け毛の原因になるのか真面目に考えてみた
薄毛の原因として昔から言われ続けていることの1つに『頭皮の皮脂』があります。育毛シャンプーのコマーシャルを見ていても、「頭皮の皮脂をしっかりと洗い落します!」とその点をアピールしている商品が多く販売されています。
サクセスやスカルプDなんかのCM、毛穴周辺の脂がゴソッリ取れているようなイメージ映像が流れるのをご覧になった方も多いのは無いでしょうか?
しかし、薄毛治療の専門家の中には皮脂は取り除く必要が無いという考えの人もいらっしゃることも事実です。シャンプーで頭皮を洗わない育毛方法を紹介した『シャンプーをやめると、髪増える』なんて本も販売されていますからね。
上記の書籍も著者の宇津木龍一氏は、北里研究所病院美容学センターを創設した方ですので、頭皮を含めた皮膚分野に関しては専門家と言える方です。
ちなみに、私も過去にノンシャンプー育毛法に取り組んだ経験がありますが、私の場合は抜け毛が増えましたので、効果を感じることが出来ませんでした。また、そのお話しも機会があれば、当サイトで紹介させて頂きます。
では話を戻しますが、皮脂は髪にとって良いものなのか?、それとも悪いものなのか?一体どちらなのでしょうか?
育毛のためには適度が皮脂は必要
先ほどの問いに対する私の考えは『過剰な皮脂は薄毛の原因になるが、適度な量は育毛のためには必要』というものです。
そのように考える理由についですが、まず皮脂が過剰にある場合は、脂漏性脱毛が起こす可能性があります。これは、AGAのように男性ホルモン『ジヒドロテストステロン』が原因ではなく、過剰な脂が引き起こす抜け毛です。
また、皮脂が頭皮に多く残っている状態では、雑菌を繁殖させたり、毛穴をふさぐ危険があるため、抜け毛につながると言えるでしょう。
次に皮脂が不足してい場合ですが、これも頭皮の乾燥を招きますので抜け毛の原因になります。頭皮は髪を育てる土壌の部分ですが、保湿ケアはしっかりとしなくてはいけないんですね。
つまり、皮脂は多すぎても少なすぎてもいけません。適度な皮脂を保つことが育毛や発毛には重要になってきます。その点をしっかり意識して、頭皮ケアを心がけてくださいね。
なお、シャンプーについても1日に何回もする必要はありません。頭皮への刺激も少ないアミノ酸系洗浄成分を活用したシャンプーを使い、1日1回夜にシャンプーをすれば十分です。私自身も現在はウーマシャンプーという製品と活用していますが、1日1回しか頭は洗っていませんよ^^
20代、30代の若い年代は皮脂が分泌されるのは当然のことですから、あまり気にしすぎないでシャンプーは1日1回にして、頭皮に適度な皮脂がある状態にしておきましょう。皮脂を取るために、朝シャンなんて絶対にしなくても良いですからね。