ミノキシジルの副作用の症状とは?リアップ元愛用者が解説
髪が生える発毛剤として世間的に、知名度が高い製品にリアップがあります。リニューアル前の旧リアップの発売開始が199年ですから、すでに日本国内15年以上愛用されている製品です。
また、リアップがこれだけヒットした背景としては、有効成分のミノキシジル※が臨床試験でもその効果を確認されている点にありました。そのため、新規医薬品(第一類医薬品)として発売がされたんですね。
※ リアップは商品名であり、薬剤名(一般名称)はミノキシジルと呼びます。国内の育毛剤市場でミノキシジルが配合されているのは、リアップX5プラス、リアップジェット、リアップリジェンヌ(いずれも大正製薬)だけです。
医薬品というのは分かりやすく言えば、お薬のことです。ただし、薬である以上は、副作用が生じる可能性が少なからずあります。
しかも、リアップが分類された第一類医薬品というのは、日常生活に支障をきたすほどの副作用(健康被害)が生ずる可能性がある薬です。そのため、使用には注意が必要です。
ちなみに私自身も過去にリアップX5を使用していましたが、配合成分のミノキシジルが肌に合わなかったせいか、頭皮にひどい炎症が起きて、発毛どころか抜け毛を助長する形になってしまいました。
炎症が起こってしまってはそれ以上は使用ができませんので、1週間もしない内に利用するのを中断しました。
ですので、私のようにならないためにも、リアップを使うのであれば、有効成分のミノキシジルのそのことをきちんと理解した上で使用するかどうかを判断しなければいけません。
そこで、こちらのページではミノキシジルの副作用について、詳しく解説します。これからリアップの使用を考えている方は、ぜひチェックしておいてください。
ミノキシジルの副作用まとめ
1.頭皮の炎症やかぶれ
これは私も体験した副作用になりますが、ミノキシジルが肌に合わない人の場合、頭皮に炎症やかぶれがが起こってしまい、継続使用ができなくなります。いわゆるミノキシジル焼け(ミノキ焼け)と呼ばれる症状です。
日本人の肌質だと10人1人以上の割合で、ミノキ焼けが起こると言われていますので、使用中にかゆみや痛みなどの違和感を感じたら、すぐに使用を中止して皮膚科へ行くようにしてください。
そのままの症状を放置しても、抜け毛の量が増えて薄毛の進行を加速させることになるので注意しましょう。
なお、もし頭皮に異常を感じなくても、毛根付近の炎症が進んでいるケースがあります。そのようなケースも薄毛を進行させることに繋がりますので、肌が弱い方は使用に特に注意が必要です。
2.血圧の低下
今でこそミノキシジルは発毛剤として有名となった薬剤ですが、元々は高血圧の患者さんに向けて開発された降圧剤でした。
その使用中の副作用で髪が生えるという事例(副作用)が多く見られたので、発毛剤としての研究・開発が勧められたんですね。
つまり、使用した場合には血圧を低下してしまう可能性があります。そもそもが降圧剤なわけですから、血圧に影響を与えるのは当然のことと言えるでしょう。
そのため、血圧系のお病気をお持ちの方や、低血圧の方は使用に注意をしなくてはいけません。
3.多毛症
外用薬としてミノキシジルを使用した場合に、毛髪以外の部分の体毛が濃くなるという副作用も報告されています。具体的には顔周辺から生えている毛です。
例えば、ほほの部分、目の周り、耳周辺などが該当する箇所になります。また、ヒゲも今までよりも濃くなるケースもあります。
多毛の副作用に関しては、毛を剃れば解決するので、男性の場合はそれほど問題視する必要はないかもしれません。
ただし、体毛の濃い男性は清潔感が無いという理由で、女性には嫌われやすくなることも事実です。特に顔周辺の毛は目立ちやすいので、頻繁なケアをしなくてはいけないので、その点も理解した上で使用しましょう。
なお、顔以外の部分の毛(腕・手・足)が濃くなることは、リアップX5やフレッシュリアップではほとんどありません。それはロニテンやノキシジルなどの内服タイプのミノキシジル(ミノタブ)で起こる副作用です。
4.動悸・息切れ
先ほどお伝えした血圧低下に関連する内容ですが、ミノキシジルには毛細血管を拡張させる作用があるため、体内の血流を変化させることになります。
その影響で人によって、動悸や息切れなどの症状が生じるケースもあります。
また、心臓系のご病気をお持ちの場合には、ミノキシジルによる血流変化の影響にはより注意が必要ですので、使用の前にかかりつけの医師にご相談されるようにしてください。
以上がミノキシジルを使用した場合の代表的な副作用となります。
紹介した副作用の内で、『3.多毛症』に関しては、毛を剃れば良いだけの話ですが、それ以外の症状が出た場合には継続して使用するのは健康を害する、あるいは命の危険があるので、使用には慎重になることが大切です。
いくら髪が生えたとしても、それが原因で崩しては意味がありませんので、ミノキシジル配合の育毛剤の使用にはくれぐれも注意してください。
本記事の冒頭でも紹介したように、私自身は『1.頭皮の炎症やかぶれ』が起こったせいで、リアップを使い続けることはできませんでした。
ただ、現在は医薬部外品の育毛剤チャップアップや、成長因子とキャピキシルが配合された育毛エッセンス・Deeper3Dを併用することで薄毛の症状は改善していますので、ミノキシジルを使えないからといってあきらめる必要はありません。
なお、私が愛用している育毛剤やサプリや、それぞれの使用理由は次のページでまとめて紹介していますので、興味のある方はそちらもご参考にしてみてください。
【最新】毛助が現在使用中の育毛剤