タバコが薄毛の原因となる4つの理由@健康被害だけじゃない
ハゲや薄毛と聞くと、『原因は遺伝しかない』と決めつける人は多くいます。たしかに、薄毛のなりやすさというのは、親から子供へ遺伝するものです。しかし、薄毛というのは遺伝の要素だけで決まるような単純なものではありません。
さまざまな要因が複雑に絡みあって、結果として髪が薄くなるわけです。その証拠に、父親や母方の祖父の髪はフサフサなのに、20代の若さで薄毛に悩んでいる方も大勢いますからね。
つまり、遺伝のように体質的なものだけではなく、生活習慣も髪の状態を決定づける大きな要因となります。そして、生活習慣の中で、薄毛を改善するために絶対にやめて欲しいことが『タバコを吸うこと』です。
私自身、32歳の頃に育毛ために禁煙をして以来、1本も煙草を吸っていません。そして、そのことが薄毛改善につながっていると確信しています。
では、どうしてタバコが健康の悪化だけでなく、ハゲの原因にもなるのでしょうか?
タバコが薄毛を招く4つの理由まとめ
血流が低下する
髪を生やすためには、頭皮の下部にある毛乳頭と毛母細胞へたっぷりと血液を送ってあげることが必要です。そのため、血流が良いことが、発毛のためには重要になるんですね。
しかし、タバコを吸うとニコチンの影響で血管が収取するため、血流が低下します。そのため、毛母細胞や毛乳頭へ血液を通して、栄養が届けられなくなるわけです。
頭皮の潤いが低下する
ヘビースモーカーは肌がカサカサしている人が多いと言いますが、これは喫煙により肌の水分量が失われるからです。そして、頭皮も皮膚の一部ですから、タバコを吸うことで水分の量は減っていきます。
頭皮が乾燥した状態になり、抜け毛が起きやすくなりますので、当然ですが薄毛は進行します。
男性ホルモンが増加する
アメリカのハーバード大学の研究で、煙草を吸うことによりテストステロンやジヒドロテストステロン(DHT)の男性ホルモンが増加することが発表されています。
ジヒドロテストステロンは、脱毛ホルモンと呼ばれる物質であり、当然ですがそれが増加することは薄毛に直結します。
活性酸素が増加
タバコを吸うことで、体内にある抗酸化物質は減少しますので、結果として活性酸素が増加することになります。活性酸素の増加は、頭皮に皮脂の過剰増加につながるため、薄毛の原因と言えます。
以上が喫煙が薄毛の原因となる理由です。
もちろん、タバコが健康を害するおそれがあるため、ハゲても良いという方にもお勧めできません。最近は、禁煙外来のようにお医者さんと一緒に、禁煙に取り組むプログラムもありますし、ニコレットやニコチンパッチのような便利なアイテムも買うこともできます。
それらを活用すれば、それほど難しくなく禁煙に取り組むことが可能ですので、薄毛を改善したいと本気で考えている方は、ぜひタバコをやめることに挑戦してみてくださいね。
禁煙なんて何回失敗しても、またトライできるのですから、気楽な気持ちで始めてみましょう。