ドライヤーは薄毛の原因になるはウソ!正しく使えば髪の味方に
女性の多くはシャンプーの後に、髪を乾燥させるためにドライヤーを活用しているはずです。しかし、多くの男性はタオルドライで済ませているのが現状です。
また、その中にはドライヤーの熱風が頭皮や髪を痛めて、薄毛につながると考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
たしかに、高温すぎる状態というのは、髪にも頭皮にとってもよろしくありません。実際、髪に関する実験でもドライヤーを近づけすぎて、髪の温度が100℃を超えると、毛自体が湾曲を生じるという実験結果がありますので。
それに、そのまま熱し続けて150℃を超えると、毛に気泡が生じて、どんどん髪が変性することが分かっているんですね。そのような試験データが存在してるため、ドライヤーは髪に悪いと考えている人が多いのだと思います。
しかし、それはドライヤーを誤って使った場合の話です。そりゃあれだけ温度の高い熱風を頭皮に近づければ、頭皮に良くないというのはすぐに想像ができますよね。
その反面、正しい使い方で扱えば、抜け毛や薄毛の原因になるどころか、むしろ髪や頭皮にとっては良い働きを期待することが可能なアイテムです。
例えば、シャンプー後に頭が水分で濡れた状態を想像してください。ほとんどの男性は、シャンプー後にタオルドライだけで終わらせます。しかし、それだけでは水滴を完全に除去することは難しいです。
そして、残った水滴は蒸発する過程で頭皮の熱を奪い、頭皮の温度を適温から下げてしまいます。そのような状態になっては、血行が悪くなり育毛に悪い影響を与えます。
また、頭皮に水分が残った状態が続くと、常在菌の増殖につながるので、頭皮環境の悪化につながるんですね。
それに、育毛剤を活用する場合には、頭皮上に点在している水滴があることは大きな問題です。水滴のせいで、成分の浸透・吸収が邪魔される可能性がありますし、育毛剤が水滴と一緒に流れ落ちることだって考えられますからね。
以上の内容からも、髪や頭皮のためにはタオルドライのあとにきちんとドライヤーで乾燥させることが大切だということが分かって頂けたはずです。
ただし、間違った使い方をすれば、ドライヤーが抜け毛の原因になることは間違いありません。そこで、以下ではその正しい使い方を解説します。女性だけでなく、薄毛で悩んでいる男性にも知っておいて欲しい内容ですので、ぜひご覧になってください。
正しいドライヤーの使い方
まず、ドライヤーを使う前に知っておいて欲しいのが、使用時間は短く、頭皮や髪から15cm以上離して使うことです。また、送風温度を調整できるタイプの製品なら、温度はなるべく下げて使用するようにしてください。
■ドライヤーの使い方の基本
- 使用時間はできるだけ短くする
- 髪からは15cm以上離す
- 使用温度はできるだけ低くする
この3つを守っていれば、頭皮や髪をほとんど痛めることなく、安全に使用できるはずです。
あとは髪を手で持ち上げて、根元(頭皮部分)に風を送るイメージで活用しましょう。そうすれば、根元部分から髪が持ち上がるので、全体のヘアボリュームをアップして見せることが可能ですからね。
また、髪の上から風をあてる人がいますが、それでは根元を抑えつけることになり、ボリュームダウンにつながりますので、やっていけない使用方法と言えます。
なお、ドライヤーを使うタイミングはしっかりとタオルドライをした後です。タオルドライの前に使用すると、どうしても時間が長くなってしまうので、髪にとってはよくありません。
以上が育毛のために重要な正しいドライヤー方法です。
ちなみに、おすすめのドライヤーについてですが、個人的にはパナソニックのナノケアがおすすめです。型番で言うと『EH-NA96』になります。
市場価格が1万3千円ほどするため、他のドライヤーよりも値段は高いのですが、温冷リズムモードで自動で温風・冷風が切り替わるため、髪や頭皮を熱し過ぎることなく使用可能です。
それに1台あれば家族全員が毎日使えますので、十分に価値はあると思います。ドライヤーにも関わらず、なぜかアットコスメのベストコスメアワード特別賞を受賞している製品です。
そして、私自身もこちらの製品を愛用しており、商品の良さを感じていますので、今回紹介させて頂きました。よろしければ商品選びの参考にしてください。