薄毛を招く5つの原因まとめ@禿げる前にしっかりチェック?
「ハゲは遺伝が原因だから、育毛剤なんてどうしようも無いんだ。もう髪が生えることなんて諦めろ」という人がいますが、決してそんなことはありません。
まず、薄毛というものは、遺伝だけで決まるような単純な物ではないんですね。虫歯のように、毎日に歯を磨かなかったことが原因なんて、簡単に分かるものではありません。だから、薄毛の治療は難しいと言われているんです。
実際、父親や祖父がツルツルの禿げなのに、フサフサな状態を維持している人もいれば、親類には誰も薄毛の人がいないのに、その本人だけが禿げているケースもあります。
例えば、メジャーリーガーのイチロー選手の場合、お父さんは薄毛が進行しているのに、本人は40歳を過ぎてもフサフサです。そのことからも、遺伝だけでは薄毛は決まらないということはお分かり頂けるかと思います。
遺伝というものは、あくまでも薄毛の原因の1つに過ぎません。その他にもさまざまな原因があり、それらの影響により禿げは進行していくわけです。
では、薄毛を決定づける要因にはどのような物があるのでしょうか?
以下では、遺伝を含めてその原因となる5つの項目を紹介しますので、ぜひそちらをご参考にしてください。
薄毛・ハゲを引き起こす5つの原因
1.男性ホルモン
抜け毛の原因となるのは、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンです。
ジヒドロテストステロンは、血液中に存在する男性ホルモン『テストステロン』と、毛乳頭周辺に存在する酵素『Ⅱ型5αリアクターゼ』から生成される男性ホルモンでになります。詳しくは次の記事をご覧ください。
後頭部と側頭部が禿げない理由@5αリアクターゼがポイント
2.生活習慣
タバコ、お酒、睡眠不足、食習慣の悪化はどれも抜け毛につながる要素を持っています。
お酒は血行が良くなるから、育毛につながるという人がいますが、飲みすぎは髪を生成するために必要なビタミンBの浪費につながるため、薄毛の原因となります。
また、タバコは血行低下だけでなく、活性酸素や男性ホルモンの増加につながり、髪や頭皮には悪いことだらけです。髪を生やしたいのなら、真っ先にやめるようにしましょう。
タバコと薄毛の関係については、次の記事で詳しく解説しています。
タバコが薄毛の原因となる4つの理由@健康被害だけじゃない
3.遺伝
冒頭で紹介した遺伝も、もちろん薄毛の原因となります。ただし、注意して頂きたいのは『ハゲの遺伝子』なんてものは存在しないということです。
親から子供へ遺伝する可能性があるのは、禿げやすい体質であるかどうかです。ですから、その体質を遺伝しなくても禿げる可能性はありますし、遺伝しても禿げないこともありえます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
はげの遺伝子は存在しない@父が薄毛でも私は禿げていない
4.ストレス
ストレスで禿げるなんて都市伝説でしょ?と言われる方がいますが、決してそんなことはありません。
精神的な苦痛を感じると、私たちの体は副交感神経よりも、交感神経が優位な状態になるため、緊張状態となり血管が収縮します。そのような状態になれば、血流が低下するために髪を育るために栄養が、毛乳頭へ届きにくくなります。
5.間違ったヘアケア
髪の手入れでやってるつもりのケアが、実は薄毛を促進させているなんてケースもあります。
例えば、髪の良いと言われてCMされている市販シャンプーの中には、『ラウレス硫酸ナトリウム』や『ラウリル硫酸アンモニウム』のように、刺激の強い硫酸系の洗浄成分を使っているものが多いですからね。
例えば、花王のサクセス・シャンプーなんかは薄毛に良さそうなイメージですが、残念ながら『ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム』のような硫酸系の洗浄剤が配合されていますので、私は怖くて使用することができません。
以上が薄毛を引き起こす5つの原因となります。
薄毛は改善に取り組むためには、それらの原因に対策を取らなくてはいけません。そのため、紹介した内容はとても重要ですので、できれば何回も読んで理解をしてくださいね。