はげの遺伝子は存在しない@父が薄毛でも私は禿げていない
「親父が薄毛なんだから、おれが禿げるのは仕方ないことなんだ」、そのように考えて自分が薄毛になることを、半分あきらめの気持ちで受け入れている方はたくさんいるはずです。
また、父親が薄毛で無かったとしても、母方の祖父が薄毛の場合、同じように悩まれる人も多いと思います。『ハゲは母方の家系から遺伝する』なんて都市伝説もよく耳にしますからね。
私の場合は、父親、父方の祖父、母方の祖父もどの家系を辿っていっても薄毛の人に到達しますので、ハゲに関して言うとサラブレットかもしれません。
ちなみに、母方の親戚に今年で31歳になるいとこがいるのですが、彼はすでに前頭部と頭頂部がほぼツルツルな状態になっており、現在は薄毛が目立たないように髪型をスキンヘッドにしています。そう考えると、やはり薄毛に関して言えばサラブレットですね^^;
しかし、そのような薄毛家系にいながら、私自身は35歳になる現在は薄毛からは回復し、ハゲどころかフサフサと言える状態をキープ中です。
そのような実体験も踏まえて、禿げるかどうかというのは遺伝だけで決まるのではなく、むしろ日頃のケアの方が重要だと感じています。今の髪があるのは、6年に渡りコツコツと育毛に取り組んできたおかげだと思います。
それに、多くの方が間違って理解をされていますが、そもそもハゲの遺伝子なんてものは存在しません。
親から子へ遺伝するのは、あくまでのハゲになりやすい体質だけであって、ハゲそのものは遺伝しないんですね。ですから、親が祖父が薄毛であったとしても、きちんとケアさえしていれば禿げるとは限りませんよ。
親から子へ遺伝する薄毛の要素
では、一体親から子供へ遺伝する『ハゲになりやすい体質』とはどのようなものなのでしょうか?
具体的に列挙すると、次の2つの物質の分泌のしやすさです。
- 男性ホルモン『テストステロン』
- 還元型酵素『5αリアクターゼ』
どちらも私達の体内に存在するものですが、血中の男性ホルモン『テストステロン』と毛母細胞付近に存在する還元型酵素『5αリアクターゼ』が結合することで、抜け毛の原因となる強力な男性ホルモン『ジヒドロテストステロン(DHT)』が生成されます。
つまり、『テストステロン』と『5αリアクターゼ』の2つが分泌しやすい人は、薄毛にもなりやすいんですね。そして、それらの物質の分泌のしやすさが遺伝することで、親が薄毛の場合は子供も薄毛になりやすいと考えられています。
「じゃあ、結局その2つが遺伝したら、結局ハゲるんじゃないの?」
いいえ、そんなことはありません。薄毛に関する研究が進んできたおかげで、還元型酵素『5αリアクターゼ』や男性ホルモン『テストステロン』の活動を抑制するための育毛剤の成分や、サプリメントが最近になり判明しているんですね。
例えば、ノコギリヤシサプリメントなどはその代表です。私自身もノコギリヤシが配合されているサプリメントは継続的に飲み続けています。
それらを活用すれば、たとえ親が薄毛だとしてもケアに取り組むことは可能です。ですから、遺伝だから禿げるのは仕方ないという理由であきらめるなんて、もったいないことはもうやめましょう。
もちろん、薄毛改善は簡単ではありませんので、時間はかかります。しかし、諦めずに毎日ケアを続ければ、親が薄毛であろうと改善する可能性はあるんです、だからぜひ毎日の継続的なケアを続けてくださいね^^